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三歩進んで二歩下がりつつ五歩以上を狙うグッドマン法とは何か?

「かっこいい勝ち方」というのがギャンブラーにはあると思うが、その観点からいうと保守的な攻略法は「カッコ悪い」と言われがちだ。

その「カッコ悪い勝ち方」の代表格ともいえるのが、「グッドマン法」と呼ばれる戦略である。

グッドマン法はそのシステムを覚えてしまえば終わりの超シンプルな戦略で、考えることも少なく、ほとんどプログラミングされたロボットのような賭け方が余儀なくされる。だから、カッコ悪いとされる。

だが、そのカッコ悪さと引き換えに、グッドマン法はとにかく堅実な賭け方なのだ。そして、俺は、かっこよさなんかどうでもよくて、とにかく堅実な勝利が欲しい。

グッドマン法で賭けることに、オンラインカジノ特有のスリルや楽しさはまったくない。だが、オンラインカジノを純粋に「作業」だと考えているのであれば、自分を機械のようにしてグッドマン法で賭けまくるのがオススメだ。

グッドマン法は勝率50%2倍配当のゲームで効力を発揮する戦略だから、ライブカジノ系にも圧倒的に効果がある。

今回は、かっこよさなんかに興味がないギャンブラーのために、カッコ悪い戦略であるグッドマン法を解説していくことにしよう。

目次

1235法という異名を持つグッドマン法とはどんな賭け方か?

グッドマン法はその賭け方から1235法とも呼ばれている。その異名の通り、グッドマン法は「1ドル→2ドル→3ドル→5ドル」の順番で賭けていくシステムベッティングだ。

多くの戦略がそうであるように、グッドマン法も「勝ち続けること」を前提に組まれたシステムだ。グッドマン法も、勝負に負けるたびにスタート地点に戻って賭けなおすという賭け方となっている。

5連勝以上になった場合は、負けるまでは「5ドル」を賭け続け、負けたらまた1ドルベットに戻る。

グッドマン法は、このようなシステムを採用することによって、連勝した場合に出た利益を一部確保しながら賭けを進行していくことが可能となり、ゲーム数が重なるほどに堅実な利益が増えていくという仕組みだ。

スタート地点が「1ドル」であるため、仮に連敗したとしても負け額が1ドルに固定されているのが強みだ。

連勝すれば少しずつ確実に利益が増えていき、負けたとしてもリスクは相当の少なさに軽減できる。これがグッドマン法の魅力であり、ギャンブラーからは「カッコ悪い」と言われる理由でもあるだろう。

多くの守り系の戦略がそうであるように、グッドマン法もシステムの構造上「勝率50%2倍配当」のゲームでしか効力を発揮しないのが、注意点ということになる。

大勝ちがない代わりに大負けもなく、つねに「勝率50%」であるから射幸心が煽られることもない。そのため、グッドマン法は「まったく楽しくない単純作業」となる。

RPGなどで「ストーリーとかボス戦とかよりも、レベル上げがいちばん楽しい」というめずらしいタイプであれば、まさにグッドマン法の適任者といえるだろう。

あるいは、俺のようにこれといった熱意もなく、頭も使うことなく、ただただレールから外れることの怖さから勤続年数を二十年ほど重ねることができてしまったサラリーマンにしてみたら、それでもグッドマン法のほうがまだいくらか退屈ではない刺激的な反復といえるかもしれない。

グッドマン法が利用できる三つのライブカジノについて

グッドマン法は「勝率50%配当2倍」のゲームでしか使えない戦術なので、オンラインカジノで使用する場合は、選べるゲームはもちろんのこと、そのゲームでの賭け方も制限されてしまう。

オンラインカジノでグッドマン法を使用する場合に遊ぶことができるライブカジノは「ルーレット」と「ブラックジャック」と「バカラ」の三つのゲームに限られる。

それを踏まえたうえで、それぞれのゲームでどのように賭けられるかも見ていこう。

ルーレットでは、「赤黒賭け」「ハイロー賭け」「奇数偶数賭け」の三つの賭け方でグッドマン法を使うことができる。ルーレットの下部分六枠に賭けるやり方だ。

グッドマン法は「1235」のリズムだけを繰り返せばいいから、勝率と倍率さえ同じであれば、三種類の賭け方のどれを選んでもいい。

ルーレットでグッドマン法を使うためにはつねに選択肢がある状態での反復となるので、単純な作業ゲーにはならないかもしれない。

ブラックジャックは「勝ち」が配当2倍、ブラックジャックでの勝ちが「2.5倍」なので、勝率が50%かどうかはさておき、高配当が狙えるサイドベットをしない限りはグッドマン法を活用することができる。

「負け」のたびに1ドルスタートに戻るのがグッドマン法のルールだが、ブラックジャックの場合「引き分け」の配当が1倍であるため、負けではない状態のリセットであれば、損失を抑えることも可能だ。

グッドマン法自体は退屈な賭け方だが、ブラックジャックの一回ごとの勝負は刺激的だから、グッドマン法を単なる作業にしたくないなら、ブラックジャックの利用がオススメだ。

バカラでは、「プレイヤー勝利賭け」「バンカー勝利賭け」の二つの賭け方でグッドマン法を利用することができる。

だが、「バンカー勝利賭け」の場合、バカラではコミッションという制度が発動して、勝利した場合、手数料として賭け金の5%が回収されてしまう。

そのため、バカラでグッドマン法を使う場合は、厳密には「勝率50%配当2倍」と「勝率50%配当1.95倍」という微妙に違う二つの選択肢から選ぶということになる。

ルール厳守でグッドマン法を使うなら「配当1.95倍」はアウトの要素となるため、バカラは選択肢から外れることになるが、細かいことを気にしないなら、バカラで遊ぶことにこれといった問題はないといったところだ。

グッドマン法を刺激的に利用するための倍数賭けという方法

グッドマン法は退屈で保守的な戦術だが、「1235賭け」という基本数が定まったシステムベッティングであることを逆手にとって「倍数賭け」をしていけば、スリリングな賭け方も可能となる。

グッドマン法は「1ドルスタート」が基本ではあるが、それはあくまで基本でしかなくて、「スタート地点の賭け額を変動させてはいけない」というルールがあるわけではない。

2ドルスタートであれば「2,4,6,10賭け」となるし、10ドルスタートであれば「10,20,30,50賭け」という風に賭け額を増やしていくことができるのが、グッドマン法のおもしろいところでもある。

仮に「100ドルスタート」でグッドマン法を使うのであれば、一回の負けのリスクはなかなか大きいものになるし、連勝したときの脳汁も多大なものになるはずで、この場合、グッドマン法を使うプレイヤーは「カッコ悪い勝ち方」からも解放されるのではないかと俺は思う。

もちろん、俺のように利用がバレてはいけない人間は、極小の賭け額でしかオンカジを遊ぶことができないため「高額賭け」でのグッドマン法の応用はできないから、せいぜい10ドルが限界といったところではある。

懐に若干の余裕があるときは、倍額賭けでのグッドマン法を行うことで、デカめの勝負をしていくといいだろう。

実際にグッドマン法を使ってみての手応えについて

実際にオンラインカジノでグッドマン法を使ってみてどうだったかについても書いておこう。

俺の場合は「グッドマン法のルールと、1ドルスタートを厳守」とガチガチに決めて遊ぶことにしたので、選んだオンラインカジノのゲームは「勝率50%配当2倍」がハッキリしている「ルーレット」だ。

オンラインカジノで実際に遊んでみて感じたのは、とにかく「最初の3連勝」をして5ドルベットの段階まで進まないと、お話にならないということだ。

仮に3連勝できずに負けた場合、利益がまったく出ないし、細かい損失が重なれば失う軍資金もそれなりに増えていく。微々たるものとはいえ、損失はやはり痛い、というのがグッドマン法で10連敗ほどしてしまったときの手応え。

だけど、「4連勝後の世界」はなかなか熱いというのは、グッドマン法を使った場合のおもわぬ発見だった。そこには多少の射幸心の兆しすらある。

ここで「勝ち」の流れに乗じて一回の賭け金を増やすという選択肢が封じられているのを、グッドマン法のデメリットととるかメリットととるかは、意見がわかれるところだろう。

だが、俺の場合は、8連勝ほどして9回目で負けたときに発生した確実な利益をみて、「賭け額が固定されていること」をグッドマン法のメリットとして実感することができた。普段から、オンラインカジノでは「欲を出さない」という賭け方に慣れているから、適性もあったということなのだろう。

グッドマン法を利用していると実感するのは「連勝」ということのハードルの高さだ。

勝率50%というと、あたかも連勝がカンタンに感じられるかもしれないが、それはあくまで「確率」を眺めている段階での感覚でしかなく、オンラインカジノでの一回一回の勝負となるとまったく話が違う。そこにはやはり「実戦」の厳しさがある。

少なくとも、グッドマン法で「10連勝」なんてことがもしあったならば、それはツキが来すぎていると考えたほうがよくて、俺はダラダラと二時間くらいグッドマン法をやってみたが、最高が8連勝で止まった。あとは「3連勝ストップの壁」にぶち当たることがとにかく多かった。

「勝負はこれからだ!」という3連勝後に、またスタート地点に戻るということを何度か繰り返していると、シーシュポスの神話のような理不尽さが感じられて、だんだんとオンラインカジノでの遊びが「無益な反復労働」に似てくるのがグッドマン法のいかんともしがたいところである。

水前寺清子の『三百六十五歩のマーチ』そのままで、「三歩進んで二歩下がる」がグッドマン法の基本リズムで、ときには一歩目で下がらなきゃならないこともあるのが、なかなかつらいところではあった。

戦略としてのグッドマン法まとめ

戦略としてのグッドマン法まとめ

  • 勝率50%配当2倍のゲームでしか使用することができない
  • 欲を出さずに1235のリズムを淡々と守らないとダメ
  • 最低でも3連勝しないと戦略を採用する意味がない

オンラインカジノの戦略としてのグッドマン法についてまとめると、以上になる。

グッドマン法は「カッコ悪い賭け方」ともいわれるが、様々な保守的な戦略のなかでもかなり安定して利益が確保できる戦略であることは間違いない。

軍資金に余裕があるなら「倍数賭け」でスリルに満ちた高配当の賭け方にすることも可能だから、応用次第では「かっこいい勝ち方」も可能だ。

使用できるゲームも限られており娯楽性も欠如しているが、オンラインカジノを作業として認識しているなら、頭を使わずに利益確保できるグッドマン法が、なかなかオススメできる戦略であることだけは間違いない。

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